令和6年8月20日、有限会社遊人舎は設立20周年を迎えることができました。設立から20年続く企業は全体のわずか0.39%とされる中、こうして事業を続けられることは、私たちにとって本当にありがたいことです。
弊社は平成16年に、みなかみ町上牧で家賃2万円の古民家を借り、介護事業をスタートしました。「介護業界に革命を起こそう!」というような大きな野心や壮大なビジョンがあったわけではありません。ただ「地域の高齢者が住み慣れたこの場所で、最期までその人らしく過ごしてほしい」という一心で、遊人舎は生まれました。
振り返れば、この20年間は平坦な道ではありませんでした。本社の火災や先代の死、そしてコロナ禍での売上減少など、何度も経営の危機に直面しました。しかし、そのたびに多くの方々に支えられ、困難を乗り越えることができました。まさに「徳は孤ならず必ず隣あり」という論語の通り、信念をもって正しいことを続けていれば、必ず理解し、共感し、助けてくださる方々が現れるのだと実感しています。地域の皆さまの温かい支えがなければ、ここまで歩んでくることはできませんでした。心より感謝申し上げます。
現在、遊人舎は介護事業だけでなく、放課後児童クラブやフィットネスジムを経営しています。ありがたいことに、今も新規事業のご提案や事業委託のお話をいただいており、慎重に検討を重ねています。社長として私ができることは、目の前にある地域の課題に真剣に向き合い、自社が果たせる役割を考えながら、事業を成長させていくことだと考えています。
これからも地域の皆さまが健康的で自分らしい生活を送れるよう、そして社員とその家族が物心共に豊かになるよう、これからの10年、20年も遊人舎を発展させ、地域に恩返ししていく覚悟です。どうぞ今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
有限会社遊人舎
代表取締役 室橋 正晃
この記事へのコメントはありません。